原動機付自転車の保険について

保険を知りたい
先生、「原動機付自転車」って、自転車にエンジンが付いているもののことですよね?

保険アドバイザー
そうだね、基本的にはそう考えていいよ。でも、保険の用語としては少し注意が必要なんだ。例えば、会社によっては特定の乗り物を「原動機付自転車」として扱っている場合があるんだよ。

保険を知りたい
特定の乗り物ですか? 例えばどんなものがありますか?

保険アドバイザー
そうだなあ、例えば原動機付自転車として50cc以下のエンジンが付いたバイクを想定している会社もあれば、125cc以下のバイクやミニカーなども含めている会社もある。だから、自分が加入する保険の内容をよく確認することが大切なんだよ。
原動機付自転車とは。
『保険』で使われている言葉『原動機付自転車』について(弊社では、以下のいずれかに当てはまるものを原動機付自転車としています。)
原動機付自転車とは

エンジンを動力源とする二輪または三輪の乗り物を、道路交通法では原動機付自転車と呼びます。身近な例ではスクーターやバイクが該当します。自転車のようにペダルを漕いで人力で動かすこともできますが、主な動力源がエンジンであることが自転車との大きな違いです。
原動機付自転車はエンジンの大きさ(排気量)によって区分されます。50cc以下のものが原動機付自転車と呼ばれ、これより排気量が大きいものは小型自動二輪車や普通自動二輪車といった別の区分になります。50ccを超えると小型自動二輪車、さらに125ccを超えると普通自動二輪車となり、それぞれに必要な運転免許の種類や保険の適用範囲が変わります。ですから、ご自身の所有する原動機付自転車がどの区分に該当するかを正しく理解しておくことが大切です。
自動車と同様に、原動機付自転車も自賠責保険への加入が法律で定められています。自賠責保険とは、交通事故を起こして相手にけがをさせてしまったり、亡くならせてしまったりした場合に、被害者の方への最低限の補償を行うための保険です。ご自身を守るためにも、自賠責保険には必ず加入しましょう。
また、自賠責保険だけでは補償されない損害を補填するために、任意保険への加入も強くお勧めします。任意保険には、事故の相手への補償を行う対人賠償保険や対物賠償保険、ご自身の車両の損害を補償する車両保険、搭乗中のけがを補償する搭乗者傷害保険など、様々な種類があります。これらの保険の中から、ご自身の状況やニーズに合わせて最適なものを選ぶことができます。弊社ではお客様それぞれのニーズに合わせた様々な保険商品をご用意しております。原動機付自転車の保険についてご質問などございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原動機付自転車の定義 | エンジンを動力源とする二輪または三輪の乗り物。自転車のようにペダルを漕いで人力で動かすこともできるが、主な動力源がエンジンであることが自転車との大きな違い。 |
| 原動機付自転車の区分 | 排気量50cc以下。50ccを超えると小型自動二輪車、125ccを超えると普通自動二輪車となり、免許や保険が変わる。 |
| 自賠責保険 | 法律で加入が義務付けられている。交通事故の被害者への最低限の補償を行う。 |
| 任意保険 | 自賠責保険では補償されない損害を補填する。対人賠償、対物賠償、車両保険、搭乗者傷害保険など様々な種類があり、ニーズに合わせて選択可能。 |
保険の種類

原動機付自転車に乗る際には、保険への加入が欠かせません。大きく分けて、自賠責保険と任意保険の二つの種類があります。
まず、自賠責保険は、法律で加入が義務付けられています。これは、交通事故を起こし、相手を死傷させたり、相手の持ち物に損害を与えてしまった場合に、被害者の方に対する最低限の補償を行うためのものです。
しかし、自賠責保険で支払われる金額には限りがあり、事故の状況によっては、十分な補償が受けられない可能性があります。例えば、後遺症が残るような大きな怪我をさせてしまった場合や、高額な修理費用が発生した場合など、自賠責保険だけでは被害者の方への補償が不足してしまうケースも少なくありません。
そこで、自賠責保険でカバーできない部分を補償するのが、任意保険です。任意保険には、様々な種類があり、必要な補償内容に合わせて自由に組み合わせることができます。
代表的なものとしては、まず対人賠償保険があります。これは、交通事故で相手を死傷させてしまった場合に、被害者の方への損害賠償を補償する保険です。自賠責保険では補償しきれない高額な賠償金にも対応できるため、万が一の事故に備えて加入を検討する人が多い保険です。
次に、対物賠償保険は、交通事故で相手の車や家屋などに損害を与えてしまった場合に、その損害を補償する保険です。高額な車や建物に損害を与えてしまった場合でも、この保険に加入していれば、修理費用などを負担することができます。
さらに、車両保険は、自分の原動機付自転車が事故や災害などで損害を受けた場合に、修理費用などを補償する保険です。車両保険には、様々な種類があり、補償の範囲や金額も異なりますので、自分のニーズに合わせて選ぶことが大切です。
最後に、搭乗者傷害保険は、自分や同乗者が交通事故で死傷した場合に、その損害を補償する保険です。入院費用や治療費など、自分や同乗者の怪我に対する補償となるため、安心して運転するためにも重要な保険です。
このように、任意保険には様々な種類があります。それぞれの保険の特徴を理解し、自分に必要な補償内容を検討した上で、適切な保険を選ぶことが大切です。
| 保険の種類 | 概要 | 補償範囲 |
|---|---|---|
| 自賠責保険 (強制保険) |
法律で加入が義務付けられている保険。 交通事故の被害者に対する最低限の補償を行う。 |
相手方の死傷、物損に対する最低限の補償。
|
| 任意保険 | 自賠責保険ではカバーできない部分を補償する保険。 様々な種類があり、自由に組み合わせることができる。 |
|
| 対人賠償保険 | 交通事故で相手を死傷させてしまった場合に、被害者の方への損害賠償を補償する保険。 自賠責保険では補償しきれない高額な賠償金にも対応。 |
事故の相手方の死傷に対する損害賠償(自賠責保険の不足分を含む) |
| 対物賠償保険 | 交通事故で相手の車や家屋などに損害を与えてしまった場合に、その損害を補償する保険。 | 事故の相手方の物損に対する損害賠償 |
| 車両保険 | 自分の原動機付自転車が事故や災害などで損害を受けた場合に、修理費用などを補償する保険。 様々な種類があり、補償の範囲や金額も異なる。 |
自分の車の損害 |
| 搭乗者傷害保険 | 自分や同乗者が交通事故で死傷した場合に、その損害を補償する保険。 | 自分や同乗者の死傷に対する損害賠償 |
保険料の決め方

自動二輪車の保険料は、運転者一人ひとりの事情に合わせて、細かく計算されています。いくつもの要素が絡み合って最終的な金額が決まるため、同じ車種に乗っていたとしても、保険料が大きく異なることも珍しくありません。
まず、車種や排気量が大きな要素となります。大きな車種や排気量の多い自動二輪車は、事故を起こした場合、相手や自分自身への被害が大きくなる可能性が高いため、排気量が大きいほど保険料も高くなる傾向があります。小さな原動機付自転車と大型自動二輪車では、必要な保険金額が大きく異なるため、当然保険料にも差が出ます。
次に、年齢と運転経験も重要な要素です。統計的に、若い運転者は経験不足から事故を起こす割合が高いとされています。そのため、年齢が若いほど保険料は高くなる傾向にあります。また、運転免許証を取得してからの期間、つまり運転歴が長いほど、運転技術が向上し、安全運転に対する意識も高まると考えられるため、保険料は安くなる傾向にあります。
さらに、過去の事故歴も保険料に大きく影響します。事故を起こした経験がある場合、特に過失割合が大きい事故の場合、将来事故を起こす可能性が高いと判断され、保険料が高くなります。反対に、無事故で運転を続けた運転者には、等級が上がって保険料が割引されるという特典があります。安全運転を心がけることで、保険料の負担を減らすことができます。
このように、自動二輪車の保険料は、車種、排気量、年齢、運転歴、事故歴など、様々な要素を考慮して決定されます。そのため、自分に合った保険を選ぶためには、複数の保険会社で見積もりを取ることが大切です。各社で保険料の計算方法や提供するサービス内容が異なるため、よく比較検討することで、より自分に適した保険を見つけることができるでしょう。
| 要素 | 影響 |
|---|---|
| 車種・排気量 | 大きいほど保険料は高くなる傾向 |
| 年齢 | 若いほど保険料は高くなる傾向 |
| 運転経験(運転歴) | 長いほど保険料は安くなる傾向 |
| 事故歴 | 事故あり:保険料は高くなる傾向 無事故:等級が上がり保険料が割引 |
事故対応

もしも、自動二輪車で事故を起こしてしまったら、まずは落ち着いて行動することが大切です。慌てずに、周りの状況をよく確認しましょう。
第一に、けが人の救護を最優先で行います。もし、けが人がいれば、すぐに安全な場所に移動させ、必要に応じて救急車を呼びましょう。周りの人にも協力を求め、できる限りの応急手当を行います。
次に、警察に通報します。事故の状況を正しく伝え、指示に従いましょう。事故現場の写真や動画を撮影しておくと、後々の手続きに役立ちます。相手がいる場合は、氏名、住所、電話番号、車両のナンバーなどを確認し、メモしておきましょう。名刺交換を申し出るのも良いでしょう。
事故後は、速やかに弊社にご連絡ください。弊社は一年中いつでも事故の連絡を受け付けております。専門の担当者が事故対応について、丁寧に説明いたします。事故後の手続きや示談交渉など、難しく感じる作業も全面的に支援いたしますので、ご安心ください。示談交渉は、相手方の保険会社とのやり取りになります。示談の内容は、後日改めてご説明いたします。
事故は起こさないのが一番ですが、もしもの時に備えて、自分に合った保険に加入しておきましょう。また、事故発生時の対応手順を確認しておくことも大切です。日頃から安全運転を心がけ、事故のないように気を付けましょう。

相談窓口

自動二輪車の保険に関して、お困りのことや疑問点がございましたら、どうぞご遠慮なくご相談ください。専門の担当者が、お客様一人ひとりの状況を丁寧に伺い、最適な保険のプランをご提案いたします。
保険の種類や補償範囲、保険料など、どのような些細な事柄でも結構です。分からないこと、気になることがございましたら、お気軽にお尋ねください。お客様が安心して自動二輪車にお乗りいただけるよう、心を込めてお手伝いさせていただきます。
お問い合わせは、お電話、電子郵便、当社のホームページにあるお問い合わせ用紙から受け付けております。お電話でのご相談は、平日午前9時から午後5時まで承っております。電子郵便、お問い合わせ用紙の場合は、2営業日以内に担当者よりご連絡させていただきます。
また、全国各地に営業所を設けておりますので、お近くのお客様は直接ご来店いただくことも可能です。営業所の所在地、営業時間につきましては、当社のホームページでご確認いただけます。ご来店の際は、事前にご予約いただけますと、スムーズなご案内が可能です。
お客様からのお問い合わせを、社員一同、心よりお待ちしております。些細なことでもお気軽にご相談ください。お客様の安心・安全な自動二輪車生活を、私たちは全力で支えてまいります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 相談内容 | 自動二輪車の保険に関すること全般(種類、補償範囲、保険料など) |
| 相談方法 | 電話、電子メール、ホームページのお問い合わせフォーム、営業所への来店 |
| 電話受付時間 | 平日 午前9時~午後5時 |
| メール・フォーム返信時間 | 2営業日以内 |
| 営業所 | 全国各地にあり。所在地・営業時間はホームページに掲載。来店は予約推奨。 |


