医療保険 メタボリックシンドロームを防ぎましょう
お腹周りの脂肪の蓄積に、高血糖、高血圧、脂質代謝の異常といった危険因子が重なった状態を、まとめて代謝異常症候群、あるいはメタボリックシンドロームと呼びます。この状態は、現代社会の食生活の乱れや体を動かす機会の減少といった、生活習慣と深く関わっています。食べ過ぎや甘いもの、脂肪分の多い食事の過剰摂取、また、仕事での長時間労働や便利な乗り物の普及による運動不足といった要因が重なり、内臓脂肪を溜め込みやすい環境が作られています。内臓脂肪は、見た目では分かりにくいため、軽視されがちですが、様々な健康問題の根本原因となるため注意が必要です。お腹の内側に過剰に脂肪が蓄積すると、様々なホルモンや生理活性物質が分泌され、これが血管を硬くしたり、血糖値のコントロールを悪くしたり、血圧を上昇させたりする原因となります。メタボリックシンドローム自体は、直接命に関わる病気ではありませんが、動脈硬化を進展させる大きな危険因子となります。動脈硬化は、血管の壁が厚く硬くなり、血管が狭くなる状態です。この状態が進むと、血管が詰まったり破れたりしやすくなり、心臓病(心筋梗塞や狭心症)や脳卒中(脳梗塞や脳出血)といった生命に関わる病気を引き起こす可能性が高まります。これらの病気は、後遺症が残ったり、命を落としたりする可能性もあるため、メタボリックシンドロームの予防と改善は、健康で長生きするために非常に重要です。メタボリックシンドロームの予防・改善には、食生活の見直しと適度な運動が不可欠です。野菜や海藻、きのこ類などを積極的に摂り、バランスの良い食事を心がけましょう。また、毎日少しでも良いので、ウォーキングや軽い体操など、体を動かす習慣を身につけましょう。日常生活の中で、階段を使う、一駅分歩くなど、こまめな活動量を増やす工夫も大切です。そして、定期的に健康診断を受け、自分の体の状態を把握することも重要です。もし、メタボリックシンドロームの疑いがあれば、早めに医療機関を受診し、適切な指導と治療を受けるようにしましょう。