生命保険 為替リスク:外貨建て保険の落とし穴
お金の価値は世界の情勢によって常に変化しています。これを為替変動と言い、特に異なる国のお金の価値の関係を指します。この変動は、海外と関わるお金のやり取りをする際に大きな影響を与えます。例えば、海外のお金で運用される保険、つまり外貨建て保険の場合、為替変動によって将来受け取るお金の価値が変わってしまうのです。私たちの国の通貨である円と、例えばアメリカの通貨であるドルで考えてみましょう。円の価値がドルに比べて下がってしまう、つまり円安になると、ドルで持っているお金を円に換算すると、受け取る金額は増えます。反対に、円の価値が上がってドルに比べて高くなる、つまり円高になると、ドルで持っているお金を円に換算すると、受け取る金額は減ってしまいます。外貨建て保険は保険料の支払いも、満期や死亡時に受け取る保険金も、全て外貨で行います。そのため、契約時から満期までの間に円高が進むと、せっかく保険で積み立てたお金も、円に換算した時に目減りしてしまう可能性があります。場合によっては、支払った保険料の合計よりも少ない金額しか受け取れないということもあり得るのです。ですから、外貨建て保険への加入を考える際には、将来の為替変動による影響をしっかりと理解しておくことが非常に大切です。目先の高い利回りだけに目を奪われず、将来のリスクについてもきちんと考えて、ご自身にとって最適な選択をするようにしてください。