生命保険 保険加入と初診日の重要性
初めて病院にかかった日を初診日といいます。これは、ただ病院の門をくぐった日というだけでなく、保険に入る際にとても大切な意味を持ちます。というのも、保険に入る際には、過去の病気やけが、今の体の調子、仕事などについて、保険会社にきちんと伝える義務があります。これを告知義務といいます。この告知義務を果たす上で、初診日は基準となる大切な日なのです。告知義務では、どの期間の病気やけがを伝えなければならないのか、どんな病気やけがを伝えなければならないのかを決めなければなりません。この時、初診日が重要な役割を果たします。例えば、ある病気で5年前に病院にかかっていたとします。そして、3年前に別の病院で同じ病気について改めて診察を受けた場合、告知義務の対象期間を計算する際には、5年前の初診日を基準とする場合が多いのです。また、告知が必要な病気やけがの種類を判断する際にも初診日が影響する場合があります。このように、初診日をきちんと把握することは、保険契約を滞りなく進める上で欠かせません。もし、告知義務をきちんと果たさなかった場合、保険金が支払われないばかりか、契約そのものが取り消されることもあります。ですから、初診日をしっかりと確認し、正確に伝えることがとても重要なのです。過去の健康診断や人間ドック、健康診断の結果なども確認し、少しでも気になることがあれば、医師や保険会社の担当者に相談するようにしましょう。そうすることで、安心して保険に加入し、いざという時に備えることができます。